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【テロップ】
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【ノート】
次は、生物処理における窒素の変換過程です。  #1 流入下水には、アミノ酸などの有機性窒素と、アンモニア性窒素の、2つの形態の窒素が含まれています。  #2 処理過程では、まず、有機性窒素が分解されて、一旦、全ての窒素が、アンモニア性窒素に変換されます。  #3 アンモニア性窒素の一部は、様々な細菌に取り込まれ、同化作用により菌体の増殖に利用され、最終的には余剰汚泥として系外に引き抜かれます。  #4 残りのアンモニア性窒素は、硝化細菌によって、硝酸イオンにまで、硝化されます。  #5 硝化細菌は、酸素を使って硝化することにより、代謝エネルギーを得て、増殖します。  #6 硝酸イオンを、酸素がない状態に置くと、脱窒細菌が、硝酸イオンを、窒素ガスに還元します。前にも説明しましたが、この作用を脱窒といいます。  #7 脱窒は、酸素の代わりに、硝酸イオンを使って、有機物を酸化する反応で、脱窒細菌は、そのエネルギーを利用して増殖します。  #8 脱窒で還元された窒素ガスは、最終的には大気中に放出されて、系外に排出されます。