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15/26 窒素除去プロセスの例 (硝化-内生脱窒法)

【テロップ】
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【ノート】
窒素除去プロセスは、硝化と脱窒の反応条件が、全く違うため、それぞれの反応に応じた、別の反応槽を用意する必要があり、その組合せにより、2つのタイプに分類することができます。  #1 1つが、硝化-内生脱窒法と呼ばれるもので、好気タンクの後ろに、無酸素タンクを置きます。  #2 流入水中のアンモニア性窒素は、好気タンクで硝化され、硝酸イオンにまで変換されます。次に、無酸素タンクで、脱窒により窒素ガスに変換されて、大気中に放出されます。  #3 この方法では、硝化、脱窒と、反応順に処理を進めるので、変換が完全に進めば、高い窒素除去率が得られます。しかし、好気タンクで、大半の有機物が消費されてしまい、脱窒に利用できる有機物量が少なくなるので、結果として、脱窒速度が遅くなり、場合によっては、外部から有機物を投入する必要が生じます。 また、好気タンクでは、消化によってアルカリ度が消費されるので、pHが低下し、場合によっては、硝化反応が途中で停止してしまう危険性もあります。