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18/26 - 初報告:1995年(オランダ) - 嫌気条件(偏性嫌気性細菌) - 化学合成独立栄養 - 炭素源: 無機炭素 - エネルギー源: NH3(NO2-で酸化)

【テロップ】
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【ノート】
アナモックスとは、直訳すれば、嫌気性アンモニア酸化、という反応を略した造語です。  #1 アナモックス菌による、窒素の代謝過程は、亜硝酸イオンを、水酸化アミンに還元した後、アンモニウムイオンと反応させて、ヒドラジンを合成し、これを分解して、窒素ガスにして、排出します。アナモックス菌は、ヒドラジンの分解過程で発生するエネルギーを利用して増殖します。  #2 アナモックス菌は、1995年に、オランダで、初めて報告された細菌です。嫌気条件で増殖する偏性嫌気性細菌に分類され、無機炭素を炭素源とし、アンモニアを亜硝酸イオンで酸化して、エネルギーを得る化学合成-独立栄養細菌です。 比較的新しく発見された反応ですが、窒素の除去に有機物がいらないため、下水処理では、汚泥処理過程からの返流水の窒素除去などへの適用が始まっています。