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23/26 ポリりん酸 蓄積細菌 (PAOs)

【テロップ】
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【ノート】
リンの過剰摂取反応の物質変換を模式化したのがこの図です。  #1 先ず、嫌気条件では、体内に蓄積したポリリン酸を分解し、得られたエネルギーを利用して、水中のBOD物質を取り込んで、PHBという有機物質を蓄えます。  #2 この過程では、ポリリン酸が、リン酸イオンとして、体外に排出されます。  #3 次に、好気条件に移行すると、蓄積したPHBの一部を酸化して、エネルギーを生産し、  #4 このエネルギーを使って、水中のリン酸を取り込んで、ポリリン酸として蓄積します。  #4 また、残りのPHBとエネルギーを使って増殖します。  #6 この反応に関与する細菌は、ポリリン酸蓄積細菌、パオと呼ばれます。 パオは、好気条件では、通常の細菌より、リン酸を高濃度に蓄積しているので、好気状態で余剰汚泥を引き抜くことにより、通常より高いリン除去率が実現できます。