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24/26 EBPRにおけるPAO（ポリりん酸蓄積細菌）の挙動

リンの過剰摂取反応における、パオの挙動をまとめてみました。 　#1　嫌気タンクでは、先ず、体内に蓄積したポリリン酸を分解して、エネルギーを生成します。この時、リン酸が放出されます。 次に、生成したエネルギーを使って、基質を優先的に取込み、貯蔵物質のPHBへ変換して、体内に蓄積します。 なお、溶存酸素や硝酸イオンが存在すると、他の従属栄養細菌も、酸素呼吸や脱窒により、エネルギーを生成し、基質を摂取してしまうので注意が必要です。 　#2　一方、好気タンクでは、先ず、酸素呼吸により、エネルギーを生成します。次に、生成したエネルギーを使って、水中のリン酸を取り込み、ポリリン酸を再合成します。また、生成したエネルギーと、貯蔵物質を使って増殖します。 この反応で注意することは、増殖した分だけ、リンが余計に取り込まれる訳で、個々の細菌が「過剰摂取」する訳ではないことです。